萩往還道路、竪小路に面した木造2階建ての重厚な建物、商家旧野村家住宅は1886年(明治19年)に酒造商家として建てられたものです。昭和59年には野村益次氏から山口市に寄贈され、平成2年度に山口市長寿社会事業の一環として改築整備し、伝統工芸常設展示として広く一般公開されています。平成11年には、有形文化財として文化庁から登録(第35−0025〜0026)を受けている建物です。
○旧野村酒造建物
○まなび館展示室
○ミュージアムショップ…大内塗の小物などを販売しています。
○貸館利用…貸館サービスを行っています。会合や催しものなど、用途に合わせて部屋を
○旧野村酒造建物
○まなび館展示室
○ミュージアムショップ…大内塗の小物などを販売しています。
○貸館利用…貸館サービスを行っています。会合や催しものなど、用途に合わせて部屋を
ご利用いただけます。
《館内案内図》
《館内案内図》


材は松を主とし、一部に欅(けやき)が使われ、虫籠窓(むしこまど)、千本格子、長押(なげし)や梁(はり(太い箇所で直径約45p))があり、重厚な建物になっています。
まなび館2階の梁/千本格子/虫籠窓と卯建(うだつ)
写真左:当時の時代背景を物語る箇所として、異変が生じた時に緊急避難が出来るように、
跳ね上げ階段も備えてあります。
写真中:2階の吹き抜け空間は、2階の板の間部分は迫力ある重厚な造りを見ることができ
ます。天井には「明治19年棟」棟上げの板も当時のまま残されています。
写真右:当時酒屋だったということもあり伝承センターの敷地には、現在でも4つの井戸
が残されており、その内の2つはゲンジボタルの飼育用として使用されています。
庭内の角にある大きな樽を伏せた形の「酒樽茶室」は、大酒樽4樽分の良質材のみ
を使用し、戦後に造られた珍しい物です。