2024年08月01日

染色教室

伝統工芸「染色」
 「染色」は、世界中で大昔から人々の暮らしに彩を与えてきました。技術も天然染料も各地に合った工夫と特徴があります。日本では主に京都で集約され発展してきました。日本人の持つ繊細な色調や卓越した技術は、世界に誇れるものです。
 「染色」の製作過程にはたくさんの工程があり、どの工程も修業を積んだ職人の手技によって作り上げられていきます。着物を例にとると、図案→下絵書き→糸目糊置→色挿し→蒸し→水元→金彩→刺繍と進んでいきます。手仕事で作られる一反の布から着物に仕立て上がるまで、100人の手がかかっていると言われています。
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染色を学んでみませんか?
 伝承センターでは、「染色」に親しみ、技術を習得できる場として、染色教室を開講しています。教室では、染織の専門知識と技術を有した講師が基礎から丁寧にわかりやすく教えていきます。技法を記した資料も用意しています。今までに教室で取り上げた内容は、草木染、型染、ろうけつ染、絞り、藍染、袋物製作、作品の裏打ち技法、日本刺繍等とバラエティに富んでいます。
 年間の授業内容は、受講生の希望を聞きながら決めています。身近な生活用品(手ぬぐい、スカーフ等)から、本格的な染額、お軸まで製作することができます。ぜひ一緒に学んでみませんか?

《令和6年度 後期募集のご案内》
初心者向け染色教室
内 容藍染で模様を染める技法を学びます
開催日時
10月〜令和7年2月(全10回)
毎月第1・3週の水曜日 13:00〜15:00
指導者
藤木律子氏(手織・染色家)
定 員20名
受講料無料(ただし教材費として8,000円)
申込み終了しました
※事前予約が必要です。受付窓口又は電話でお申し込みください。
※申込期間延長につき、定員になり次第終了となります。
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