2016年03月13日

大内塗教室

伝統工芸「大内塗」
室町・戦国時代、「西の京」山口を拠点に栄華を極めた大名大内氏によって花開いた大内文化。山口では漆工芸が盛んに行われ、中国や朝鮮王朝への重要な輸出品となりました。江戸時代にも漆工芸が盛んで、天保年間椀屋は30軒を数えました。ouchinuri.jpg
明治に発見された「大内椀」をもとに再興、以降漆工について研究・工夫が行われてきました。大内朱と呼ばれる深みのある朱色に、色漆で描かれた秋草模様と金箔であしらった大内菱を特徴とします。「大内人形」を中心とした制作に技術・技法は受け継がれ、平成元年には国の「伝統的工芸品」に指定されました。
作業工程は木地(きじ)工程→下地工程→塗装(下塗り・中塗り・上塗り)工程→加飾工程の4つに分かれます。木地工程は木地師、下地〜加飾工程は塗師(ぬし)が行います。ほとんどが手作業によるもので、1つの作品を制作するのに2ヶ月以上を要します。


大内塗を学んでみませんか? ouchinurikyositu.jpg
山口の代表的な伝統工芸・大内塗に親しみ、技術を習得できる場として、伝承センターでは大内塗教室を開講しています。伝統工芸士・冨田潤二先生の指導により、昼の部と夜の部各15名を対象とし、1年間毎月2日間の指導が行われています。
是非一緒に学んでみませんか?


受講された方の感想をご紹介します ouchisakuhin.jpg
・ 球体の人形に、筆で漆を塗り重ねて仕上げていきましたが、頭でイメージしている様に、筆が動かず消しては描いてはの繰り返しでした。もうすぐ完成ですが、人形に愛着が沸いてきました。家に飾るのが楽しみです。

・伝統工芸に携わる事が出来てすごくよかったです。漆で絵を描くむずかしさや、筆で描くむつかしさはすごくいい経験でした。まだまだ一年しか習ってないですが、もっと色々な技を知りたくなり、興味をもちました。

・絵画を描くような絵の具・筆とは違い、漆の粘りや、細い筆を使用しての人形制作に、難しさと奥深さを体感しています。しかしながら、少しずつ自分の好きな模様を描き入れ色鮮やかな人形に仕上がっていくことの楽しさも増し、毎回の教室で充実した時間を過ごしています。大内塗という伝統工芸を職人さん(先生)から一つ一つ丁寧に教えて頂けることも習い始めて良かったと感じています。

・漆塗という普段では体験することのできないことを約1年かけて経験できるのはとても貴重でした。いきなり人形というのは難しいと思いましたが、先生に優しくていねいに教えていただき良かったです。ずっと飾っておけるのも嬉しいです。

・ずっとやってみたかったけど、伝統工芸を学べる場があると知らなかったので嬉しかったです。敷居が高いと思っていたけど、先生も生徒さんも気さくで優しいので楽しく通うことが出来ています。自分だけのかわいいお人形さんが少しずつ出来上っていくのは、とても楽しみです。 


 初心者向け教室
内 容大内人形(直径9cmのもの一対、台付き)を制作します。
教材費は年間20,000円
開催日時
4〜3月(24回) 第1・3土曜日
昼の部:13:30〜15:30
夜の部:19:00〜21:00
指導者冨田潤二氏(冨田大内塗製作所)
定  員昼:15名 夜:15名 (先着順)
受講料教材費 年間20,000円
募  集3月17日から申込み受付を開始する予定です。
(市報掲載予定)
posted by 伝承センター at 11:52| センター案内